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えがふる訪問看護ステーション
同じ高齢者でも、80歳代と90歳代では水分のとり方に大きな差があるとしたら、ちょっと意外に思いませんか?
2025年6月中旬から、
徳島では30度を超える日が続くようになりました。
気温が急に上昇する時期は、高齢者の体調管理に一層の注意が必要です。
熱中症は、体がまだ暑さに慣れていない段階で発症しやすいとされています。

引用:
6月15日以降、気温の上昇が目立っており、
ご高齢の方が急な変化に、どう対応されるか気になるところです。

引用:総務省消防庁

引用:総務省
徳島県における6月の救急搬送者数は、令和6年の42人から令和7年には148人と、
3倍以上に増加しました。
それでは、7月の気温はどのような状況だったのでしょうか。

引用:

引用:総務省消防庁
7月も連日のように30度を超える日が続き、厳しい暑さが続いています。
7月上旬、脱水の評価であるツルゴール反応を確認してみました。
ツルゴール反応とは?
手を握って 手の甲をつまむ
皮膚がつままれた形から3秒以上戻らない
(ツルゴール低下)は脱水の疑い。
ツルゴール低下は水分とナトリウムが失われた状態。
引用:OS-1
実際のツルゴール低下
注意:
分かりやすいように動画速度をゆっくりにしています
どうやら、脱水症の疑いがある人が他にもいる予感がします。
そして、室内の環境はどうでしょうか?
7月8日から16日に訪問した利用者様を対象に、ツルゴール反応と室内の温度・湿度・暑さ指数(WBGT)を調べました。あわせて、介助者のツルゴール反応もチェックしました。

実際のデータがこちら

皆さんのツルゴール反応
結果として、部屋の暑さ指数(WBGT)は最大でも「警戒」レベルにとどまっていました。ところが、汗をかかない程度の室温にもかかわらず、
ツルゴール反応の低下が見られました。
エアコンが壊れて部屋の温度が高くなってしまった方もいました。
扇風機で涼しくなる方法を2つお伝えします。
①扇風機の前に凍った2ℓのペットボトルを置く方法
②扇風機の後方にアイスノンを設置する方法
エアコンが苦手な方も参考にしてみてください。
環境は確認できましたが、
それだけでは普段の水分摂取の様子までは分かりません。
そこで、日常の状況を知るために、
本人にアンケートをお願いしました。
年を重ねると喉が渇いたことが
分かりにくくなります。
全体


80代
90代

90代の方では「喉が渇いてから飲む」と
答える方がほとんどでした。
しかし、
この年代になると、
そもそも喉の渇きを感じにくくなっています。
全体

80代

90代

1日に必要な水分量は、食事以外で
約1.2ℓとされています。
しかし今回の回答からは、
年代にかかわらずその量を満たせていないことが
分かりました。
今回のアンケート結果では、1日に必要な水分が飲めている人の傾向は、
①部屋で過ごす場所に、飲み物を準備していた人
②時間を決めて、ちょこちょこ飲ん でいる人
でした。
これを踏まえて、アンケート実施後に
飲み物を用意し、
書き置きを残すようにした例をご紹介します。


飲み物の準備と、
水分摂取を促す声かけが
少しでも効果につながりそうです。
さらに、アンケートをしたこと自体が、
熱中症や脱水症を意識するきっかけになり、
予防にもつながっているように思います。
最後にアンケートに喉が渇きにくい高齢の方にアドバイスしてもらった内容の一部をご紹介します。
・おしゃべりをする 喫茶店に行くことができればお水も出てくる
・いろいろな飲み物や水分の多い食べ物を摂取する
・こまめな水分摂取
アンケートに参加していただいた皆様。大変ありがとうございました
貴重なご意見を参考にこれからも励んでいこうと思います。
まとめ
6月半ばより急な気温の変化に対して、
ご高齢の方のツルゴール反応や
室内環境、水分摂取量を
調べました。
必要な水分量をきちんと飲めている高齢者の方は、水分 をあらかじめ準備し、
時間を決めて飲む傾向がありました。
おまけ
当職員は水分を飲めているでしょうか?
1日の必要水分量が著しく
達していない人が1人いることが分かりました。
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